腸脳相関

物忘れの激しさを笑い飛ばせなくなってきた今日この頃(^^;)

たまたまネットサーフで観てたらとてもそそられる話が(^^;)

メモリービフィズス。

森永が開発したビフィズス菌MCC1274、これを食すると短期記憶がかなり改善するとの研究報告と、それに基づき機能性食品の認可も取り、商品として昨年販売を開始していました。

腸脳相関は確実な科学的事実として受け入れられ、積極的に研究がなされています。腸は実は人間の体で最大の免疫器官(腸は体の中にあるけど、食べ物など外からのものにさらされているので納得がいきます)であり、ホルモン産生臓器であり、そして神経ネットワークが緻密に張り巡らされており、迷走神経などを通じて脳と連携を保っているのです。単なる消化器官ではないのですね。

わかりやすい例には、パーキンソン病があります。脳の病気と認識されていますが、実は腸から異常が始まりそれが脳に到達して動作障害などを起こすという証拠が山ほどあります。パーキンソン病の方はほぼ確実に便秘ですが、パーキンソン病だから便秘になったのではなくて、便秘は腸の神経系が傷害された結果、動作障害などが起こる10年あるいはそれ以上前から体をむしばみ始めているのです。

そして、なぜ腸がやられるかというと、そこに住んでいる大腸菌の種類が関係しているようなのです。腸の病気も含めていろいろな病気でそれが証明されています。病気によっては健康者の便を自分の腸に注入して腸内細菌叢を健全化する便移植という治療もあるぐらいです。

腸内細菌と疾患の関連は今後ますます研究が進むと思われますが、その一つが冒頭に書いたメモリービフィズス。飲むだけで認知障害から遠ざかれる(甘い(^^;)。でも本物かも(^^;))。アマゾンで早速ポチッとして、商品が届くのを待っているところです。アラ還の儚き希望の話でした。

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