冬の空気の乾燥

気温と湿度の関係や屋外と室内の差について、頭がこんがらがってしまったので、整理しました。

とてもわかりやすい図があったので拝借(^^;)

大原則ですが、下図のように、空気は温度(気温)が高いほどたくさんの水蒸気を含むことができます。夏と冬を比べると、明らかに夏の方が空気中には水分を多く含むことができるので、じっとりします。冬はカサカサなわけです。もうひとつ、わかっていたらいいことがあって、それは湿度とは何かです。巷でいう湿度とは今の気温で含むことの出来る最大の水蒸気に対して何パーセントの水蒸気を含んでいるかを表した言葉です。例えば下図で言えば、気温が10度なら水蒸気量が7.6g/kgで湿度が100%になるけれど、気温が20度になるとまだまだ水蒸気を含むことができて、おなじ水蒸気量でも湿度は50%になるということです。ちなみに、外気の湿度は例えば札幌は通年60−70%台です。ですから、実際に空気に含まれいている水蒸気の量は冬は少なく夏は多いということです。

今度は屋外と室内の関係です。冬の屋外は当然気温が低いから水蒸気量も少ない。屋外と室内は空気でつながっているから室内の水蒸気も少ない。さて、その状態で暖房したら水蒸気の量は少ないまま室温が上がる。本当ならかなり水蒸気を含むことが出来る室温なのに現実は少ないから、湿度(という数字)は下がる。冬に極端に室内の湿度が下がる訳です。もちろん低いのは数字だけではなくて、実際に水分量が少ないので、対策は加湿しかないわけです(室温を下げれば湿度は上がりますが、含まれる水分量は増えてませんから、カラカラには変わりありません)。

以上、今回超音波式加湿器を購入したのにあたり、疑問に思っていた湿度について、しっかり腑に落ちたことのまとめでした。こりゃ面倒で、だれも読まんな(^^;)

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