とても素敵な体験

今日はとても貴重な体験をしました。若手実力派落語家の三遊亭伊織さんの高座を目の前で楽しむチャンスがあったのです。目の前って、なんとかホールの1番目の席みたいな何メートルも先みたいな話じゃなくて2m以下の近距離というか、まさに目の前(^_^)。

こんな素晴らしいチャンスを提供して下さったのは、在宅で難病を患っているお母さんを渾身の力で介護し続けている娘さんのTさん。Tさんのお姉さんが東京に在住で、お仕事の関係で伊織さんと結びつきがあるとのこと。落語が好きなお母さんに聞かせてあげたいと話したところ伊織さんから快諾いただき、今回Tさん宅で口演が行われました。2回目の今回は訪問看護師さん、理学療法士さんや所属先の院長先生、Tさんを支えてくれている大切な友人の方達とともに私たちのクリニックの仲間もお招きいただいたのです。

前半、後半に分けて3−40分の演目を楽しませていただきました。前半開始時に高座に上がる伊織さんに私たちが緊張して拍手しかねていたら、『拍手して下さってもいいんですよ』。もうこれでうち解けました。後半の始めにはみんなでしっかり拍手をしたら、『大分学習されたようで』。

気がつけばあっという間に楽しい時間が過ぎました。こんな良い時間が持てたことを心から感謝したいです。企画して下さったTさんのはじめの挨拶はお母さんへの愛情に溢れていたし、真剣勝負の日々。伊織さんも過去に大きな病気をされていて、今はプロフェッショナルとして真剣勝負の日々。そんなお二人に触れてなんだか、とっても素敵な気分になったのです。お母さんも嬉しそうだった。

Tさん、引き続きみんなで応援してゆきますので、挑戦を続けましょう

伊織さん、大学病院ではギャラ無しで患者さんのために口演されているそうですね。すばらしい。近くにいたら我が関連病院でも一席お願いしたなあ。ともあれ一層のご発展を楽しみにしています。

その他参加者全員がみなさん本当に素敵で(他に言い様がない(^_^))、あの空間と時間を共有できたことを心から幸せに感じました。ありがとうございました。

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