「原因」と「結果」の法則

最近読んだこの本は、いわゆるビジネス書というか自己啓発書です。自己啓発というと何となくうさんくさい印象を持つこともあるのですが、この本はまれに見る素晴らしい本だと思います。

日本では10年前に翻訳本が出て以来、毎年版を重ねて今日までに70万部を突破しているようです。世界では言わずもがな、一世紀以上読み継がれ、聖書に次ぐベストセラーなんて言い方もされることがあるようです。

根幹をなすメッセージは、きわめてシンプル。それは、「自分をとりまく環境という“結果”は、自分の思いという“原因”が作り出したものである」ということです。自分の身の周りに起こる出来事や、育まれた人間関係といった環境は自分の思いこそが生み出したもの、引き寄せたものであり、決してその逆ではないし、成功もどん底も偶然が介在する余地などない、という考えです。読んでいるうちにまさしくその通りだなあと思い、そして自分はどうあるべきかに思いを馳せたのでした。

何度も読みたくなるという方が多いようですが、私もそうかも。

今、平行して読んでいるミステリーに比べると厚さも活字の量も思い切り少ないし、同情人物がなかなか覚えられなくて混乱することもないし、何度もすぐ読めそうです(^_^)

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