辻井伸行さんのピアノリサイタル

昨日までの薄気味悪いほどの小雪状態(二月なのに市内の主要な道路はほとんどアスファルト状態)を一気に打ち消す様な大雪が降り続く2月22日の札幌(-_-;)。今日は待ちに待った辻井伸行さんのピアノリサイタルでした。

曲目は

バッハ:フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816

ショパン:4つの即興曲
第1番 変イ長調 作品29
第2番 嬰へ長調 作品36
第3番 変ト長調 作品51
第4番 嬰ハ短調 作品66 《幻想即興曲》

ラフマニノフ:ヴォカリーズ 作品34-14(リチャードソン編)

ラフマニノフ:楽興の時 作品16
第1番 変ロ短調(アンダンティーノ)
第2番 変ホ短調(アレグレット)
第3番 ロ短調(アンダンテ・カンタービレ)
第4番 ホ短調(プレスト)
第5番 変ニ長調(アダージョ・ソステヌート)
第6番 ハ長調(マエストーソ)

そしてアンコール、なんと三回も(^_^)

ショパン ノクターン嬰ハ短調

ラフマニノフ 前奏曲『鐘』

リムスキーコルサコフ 熊蜂の飛行

最後は鳴り止まない拍手に、自らピアノの鍵盤蓋をそっと閉じて、笑顔でステージを後にしました。

あそこまで繊細さと力強さをしっかり表現できるピアニストはいないような気がする。決して視覚障害を持つ演奏者だから感動するのではないことを確信したし、逆に視覚的な要素に何ら妨げられることなく、音達が自由に、純粋に飛び回っている感じがしました。こんな経験はしたことはありませんでした。素晴らしいです。アンコールでラカンパネラを聴きたかったのはかなわなかったけれど大満足の人生初のピアノソロリサイタルでした。

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