ネット配信の開始を今か今かと待っていたのに、開始になって二ヶ月も気がついてなかった(^^;)
とはいえ、待ってました。前作(前編)に続く、後編としての今作。観させていただきました。
前編から時間が経っていたので、初めのうちチョイと混乱してしまいましたが、次第に流れと登場人物の意味合いがわかるようになり、とても楽しめたのです。
どこまでリアルかわかりませんが、トムクルーズさんの体を張った演技には素直に拍手です。
ストーリーは、AIと人間の戦いと言えそうです。もう少し詳しく言うとAIを操って世界を支配しようという人間と、AIと、それを阻止しようとする人の三つ巴の戦いかな。
シンギュラリティーという言葉があって、これはAIの進化が人間の知能に到達することを言うのですが、その先に待っているものが人類にとっていいことなのか、とんでもないことなのか,と言う議論が活発に行われています。レイ・カーツワイルさんが「2045年……コンピュータの計算能力が全人類の知能を超えた瞬間、「特異点」を迎えた人間文明は指数級数的な進化の過程に入る。」と著書ポストヒューマン誕生で述べています。(分厚い本で私は積ん読になってます(^^;))
シンギュラリティーに達し、良いことが起こるという意見と、今の人類は終わるみたいな意見とありますが、今回のミッションインポッシブルは良くないことが起こりうることを念頭に描かれています。ありそうなことを実にリアルに描いています。
トムクルーズさん演ずるイーサンハントの今回のミッションは全人類を救うというとてつもないミッションになった訳です。
そして、今作の全体を通じて描かれている、AIには決して理解出来ない、人と人との信頼感こそが、AIを打ち負かすというメッセージに私はとても共感し、この映画がとても素晴らしい映画だと感じたのでした。
そんな人と人の繋がり感がヒシヒシと伝わるラストシーンも大好きです。
AIとかAGIとか全脳エミュレーションとか,この辺に私はとても興味があり、また別に感想をまとめてみたいと思います。
