久々の<アラ還の憂い>の更新です。というか、すでにアラセブであり、やや違和感を感じつつ。
今回は、男女の加齢的差違に関して、面白い記事を見つけたので、その内容の簡単なまとめを自分用に記録します。面白い記事を投稿されていたのは新札幌パウロ病院の院長、高階俊光先生です。
タイトルからして衝撃的なことわざで始まります。『男やもめにウジがわき、女やもめに花が咲く』です(^^;)。
配偶者を失ったやもめの男女多数で調査したところ、
女やもめの割合は男やもめの3.2倍である。
どの年齢層でも、女やもめは男やもめより生存期間が長く、85歳以上でも男性の1.7倍である。
子供から見た母親やもめの数は父親やもめの2.8倍で、生存期間も22.2年で、父親11.2年の二倍ほども長生きである。
父親の半数は10年未満で亡くなり、母親の半数は20年以上生存しているし、50年以上生存している母親は6.8%もいるのに、父親はいない。
男の「没イチ」(配偶者と死別した人のこと)には険しい道のりが待ち構えていますね。そもそも、生存していても「濡れ落ち葉」、「粗大ゴミ」、「産業廃棄物」と揶揄され、認知症になっても男女差があり、「ご主人が認知症になると、最後まで覚えているのが奥さんの声と顔、奥さんが認知症になると最初に忘れるのがご主人の声と顔」などという報告もあるようです。
記事にはこのような結果になってしまう男女の違いも、心身の両面からしっかりと述べられていますが、まずは現実の報告でした。「アラ還の憂い」が何倍にもなってしまいます(^^;)