感情失禁という言葉がある。
失禁とは一般的に大小の便を意に反してお漏らししてしまうことをいうが、
感情失禁は単純な言葉かけや自身の気持ちの揺れなどが原因で思いがけないほど
あっけなく泣いたり笑ったりしてしまう現象をさす。
感情失禁は脳の動脈硬化がとても強くなったときなどにおこる。
これと同じようなニュアンスの言葉に涙もろいというのがある。
大抵年と共に涙もろくなってしまうし、男子の方が多いような気もする。
何を隠そう、アラ還の私もその傾向がだんだん強くなってきている。
ちょっと感動ものの映画とか観るとあっけなくやってしまう。
本の最終章とかもそう。
ただ、本は一人で泣くのを楽しんでるところもあるけどね。
最終章は誰にも邪魔されない環境を確保して読みます。
現実でも先日小さな会で思いがけないサプライズがあって、
ちょちょぎれるぎりぎりになってしまった。すばらしい瞬間だった。
”涙もろい”で留まって、感情失禁だねこりゃと言われないようにしないとね。